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ヴァーチャル・リアリティの進歩 [ヴァーチャル・リアリティ]

 プレイステーション5の話が出ていて楽しみである。VRインターフェイスがそれに合わせて出てくれれば、解像度などの表現力が上がるだろうし、それでますますリアルな体験が出来そうだ。もちろんこれはソフトが対応しなければ何もならず、ユーチューブ等での立体動画配信も解像度を上げる為にはカメラが発達しなければならないし、ネットの速さも必要になる。しかし、これらは充分に可能なことだろう。

20181014_155051.jpg しかしさて、では解像度以外の要素はどうなるのだろう。
 現在の聴覚に関するVRは、バイノーラルでかなり良いところまで来ていると感じる。ちゃんと周囲から音が聞こえるので、かなり臨場感もある。では、他は?
 触覚。痛いのは嫌だ。ただ、風や多少の温度変化はあってもいい。家庭では当分無理かなあ。
 味覚。そりゃ、太らないで味だけ楽しめればいいだろうが(星新一「味ラジオ」)、直接神経にインターフェイスを繋がなければ難しいだろうし、場合によっては嫌いなものまで配信される可能性がある。
 ありそうなのは嗅覚? しかし、ホラーを匂い付きで体験したいかというと、どうも考えてしまう。
 こう考えると、仮想現実って奴、実際に出掛けず危険もなしに体験出来るということ以外に、人間に不快なものを取り除いた体験という側面もあるのだなあ、と気が付く。視覚や聴覚についての再現度は幾ら上がっても構わないが、他の要素まで何でもかんでも再現してしまうと不快感が出てくる。また、実際に歩かなくても、コントローラー一つで移動出来るというのも、老人や障害者にとっては有り難い技術になるだろう。これはプレイステーションで充分可能だ。出来れば無線になり、カメラに縛られないようにして欲しいが、それもいずれは可能になるのだろうなあ。

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